早川幸治先生

【ドライアイス式】TOEIC学習者にもお薦め!効果的な英語の単語学習法を教えます!

英単語はドライアイス式で覚えよう!

単語を覚えるのが苦手な方は多いかもしれません。
ただそれは、あなたの記憶力のせいではありませんのでご安心ください。
そもそも単語は脳みそが覚えてくれるものなので、脳みそが覚えやすいような仕掛けを作ってあげることがコツなんです!

例えば夏の暑い日にアイスを食べたいなと思ったとします。
ところが急に仕事のメールが来て、今すぐ返信しなければならなくなりました。
そんなとき、アイスをどこかに置いておいたらどうなるでしょう?
メールを打っているうちに溶けてなくなってしまいますよね。

冷凍庫がない状態でアイスが解けないようにするためにはどうしたらいいかというと、例えばドライアイスを周りに置いておけば溶けにくくなります。

単語の場合も同じで、脳内で覚えた単語のそばに「ドライアイスを置く」。
つまり、記憶の中から溶けてなくなってしまうまでの時間を稼げる仕掛けを作ってあげるということです。
これを「ドライアイス式」単語学習法といいます。

詳しく説明しますと、新しい単語を覚えるとき、私たちは日本語訳と一緒に学びます。
この方法は間違っていませんが、時間が経つと溶けてなくなってしまいます。
いわゆる「単語を覚えられない」という状態です。

この「単語を覚えられない」とは一体どういうことなのかというと、「単語を思い出せない」ということです。
実は人は、一回でも頭の中に入ったことはすべて覚えているんですね。
例えば昨日勉強したことを今テストしたら思い出せなかったとします。
そしてもう一度勉強した内容を教材で確認したら「ああー、そうだ、こういう意味だった」と思いますよね。
「ああ、そうだ」と思えるということは、実は「覚えていた」けれど「思い出せなかった」だけなんです。

なぜ思い出せなかったかというと、日本語訳だけで覚えようとしていたからなんです。
英語の意味と日本語の意味を結ぶ連携が切れてしまったからなんです。
では切れないようにするにはどうすればいいのか。
なかなかこれは難しいです。
それよりも、「切れても大丈夫な状態」を作りたいんですね。

ドライアイス式単語学習法①:ほかの単語と組み合わせる

日本語訳を知るだけではなく、例えば「すでに知っている単語を組み合わせる」というような工夫が大切です。

”purchase”という単語がありますが、これは「購入する」という意味です。
しかし同じような意味でそれより簡単かつすでに知っている場合が多いのが”buy”です。
「purcheseはbuyと同じ意味だったな」という形で、知っている単語と組み合わせれば定着しやすくなります。

あるいは、「フレーズで覚える」といったことも有効です。
”purchase a product(製品を購入する)”というふうに覚えると、”purchase”を忘れても、 ”~a product”を覚えていれば、「あれ、製品をどうするんだっけな」と思い出すきっかけをつくれます。
「製品を~」となったら「買う」とか「作る」くらいしかありませんよね。
そうして「買う」という意味が思いついたら、「”買う”の”buy”と一緒だったな」という形で”purchase”を思い出すこともできます。

それから単語というのは必ずほかの単語とセットで使われます。
日本語も同じことで、例えば「ぐっすり」「ばったり」という日本語がありますよね。
それぞれの後に日本語を入れてみるとすると、どんな日本語が入りますか? 
「ぐっすり」のあとは、大体「眠る」とか「寝る」とかいった単語ですよね。
「ばったり」はどうでしょうか?
大体「倒れる」や「会う」のどちらかが入るのではないでしょうか。

なぜこのように考えられるかというと、「フレーズで覚えている」からです。
私たちは日本語をフレーズで覚えているので、スムーズに使うことができるんです。
このようによく一緒に使われる表現のことを「コロケーション」と言います。
私たちは基本的にはフレーズで言葉を使いますので、覚えるときもフレーズで覚えたいというわけです。

ドライアイス式単語学習法②:文脈から単語の意味を推測する

もう一つ単語を覚えるのに有効なのは「文脈」です。
長文の中で覚えるとか、一つの英文の中で覚えるとか、文脈を通して思い出せる仕掛けを作るということです。

「長文の中に知らない単語が出てくるんですけど……」とお悩みの方もいらっしゃると思います。
そう悩むことは当然ありますよね。
日本語でも新聞を読んでいるときなどに知らない単語が出てきたりしますから、それが英語だったらなおさらで、その意味で単語学習には終わりがないです。
知らない単語はいつまでも出てきます。

そんなときには意味を推測して読解を進めていきたいわけです。
例えば”pheasant”という単語を知らなかったとします。
知らなかったら推測するしかないんですけれども、この単語一つだけを見て推測することはできないですよね。
しかし”pheasant”には一緒に使われる単語というのがあるんです。
一つ目は”monkey”、もう一つは”dog”です。
そしてmonkeyやdogと同じようにpheasantも動物です。

さて、”monkey” ”dog”そして”pheasant”と並んだら意味を推測できるでしょうか。
「あ、もしかしたらあの動物かな?」と思ったでしょうか? そう思えた方は共通して「あるストーリー」を思い浮かべられたはずです。

犬、猿ときて「あ、ひょっとして『桃太郎』に出てくる動物かな?」と思えれば、今日初めて見た単語だとしても100%推測できますよね。
そうです。”pheasant”は「雉(キジ)」です。調べなくてもわかりますよね。なぜかというと”monkey” ”dog”がヒントになって推測されるからです。

これが「文脈を知っている」ということです。
「この単語、こういう文脈で読んだことあるなあ」という発想で、ほかの部分が読めれば「多分こういう意味だろうな」と推測することができます。
これは知識ではなくスキルです。
単語学習ではこういうふうに知っていることをどんどん膨らませていくこともできますので、ぜひしっかりと学習してください。

ドライアイス式単語学習法③:音声で覚える

これにプラスして「文章を声に出して音読する」ことによって「ああ、こういう場面だったな」とか「こういう意味だったな」というふうに思い出しやすくなります。

ちなみに単語を覚えるのと人の名前を覚えるのはまったく一緒なわけですが、そもそも人の名前を覚えられるのはなぜだと思いますか? 
それは声を使って繰り返し呼んでいるからです。
相手の名前を何度も繰り返して呼ぶので、頭で覚えられるんですね。
音声化したものは頭に残りやすくなりますから、もし人の名前を覚えるのが苦手だというならば、恐らく相手の名前をあんまり呼んでいないんだと思います。
だから人の名前を覚えるのは苦手で克服したいという方は、あまり不自然にならない程度に相手の名前を繰り返し読んでみてください。
絶対に覚えられるはずです。

英語も全く同じで何度も声に出して音読することで、英単語も自然と身に着くようになります。

TOEIC® L&Rテスト最強単語&フレーズで学ぶ

以上が「ドライアイス式」の単語学習法です。
ただ日本語訳を覚えるだけではなく、知っている単語と重ねてみたり、フレーズや文脈で覚えたりすることで「忘れにくくする仕掛けを作る」というのがおすすめの学び方です。

また今回紹介した「ドライアイス式」学習法で、KIRIHARA Online AcademyのTOEIC対策コースに使用している教材「DataBase TOEIC® L&Rテスト最強単語&フレーズ」をご活用いただけます。
まさに「脳が単語を忘れにくくする仕掛け」がたくさん詰まった単語帳として制作された教材です。

「ジャンル別」に単語がまとまっていることで、その単語が登場した話題=「文脈」から単語を思い出しやすくなっています。
また「レベル別」に並べていることで、簡単な単語を先に覚え、難しい単語の意味を推測する手がかりが得られるようにもしています。

こうした仕掛けに加え、「音声と文字の反復学習が行える構成」になっているので、4技能すべての視点から多角的に学習することができます。
単語や文章を目で見るだけでなく、音声を通して耳でもインプットをし、繰り返し音読を行うことで「脳が忘れにくくなる仕掛け」がさらに強化されます。

登場する単語はすべてTOEICに頻出する語句から抽出しておりますので、特にTOEIC学習者にはお薦めの教材となります!

KIRIHARA Online AcademyのTOEIC対策コースに加入いただく皆さまに「DataBase TOEIC® L&Rテスト最強単語&フレーズ」を無償提供させていただいております。
是非、「ドライアイス式」学習法を活用いただき、皆さまの語彙力アップにご活用ください。

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ABOUT ME
早川幸治(Jay)
ニックネームはJay。株式会社ラーニングコネクションズ代表取締役。 IT企業(SE)から英会話講師に転身。英会話学校を経て、現在はTOEICを中心とした英語セミナー講師として、これまで全国約190社で研修を担当。また明海大学や桜美林大学、早稲田大学、明徳義塾高校などでも教える。TOEIC990点(満点)、英検1級取得。